新生銀行に続きドコモまで強奪。「煮え湯」を呑まされた松本氏の怒りは如何ばかりか。
2025年8月号 BUSINESS
「相当な敗北感に苛まれているのではないか」。証券会社の役員がこう話すのは、マネックス証券の創業者である松本大氏の心情だ。マネックスグループの代表取締役を退いた後も取締役会議長としてグループを事実上統括する松本氏が、なぜ悲嘆に暮れているのか。その理由は、「天敵」であるSBIホールディングス(HD)の北尾吉孝会長兼社長にまたしても出し抜かれ、パートナーであるNTTドコモを強奪されたからだ。もともとマネックスグループとドコモは、証券事業で資本業務提携を結ぶ強固なパートナー関係にあった。両者は昨年1月、折半出資によってドコモマネックスHDを発足させ、その傘下にマネックス証券を置く協調戦略をスタート。ドコモには金融事業が生み出す収益拡大と顧客を囲い込む狙いがあり、マネックス側にはドコモの顧客基盤やdポイント経済圏と融合することで、ネット証券2強に対抗する思惑 ………
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