「セクハラ怪文書」で失脚!/フジ「日枝放逐」の黒幕・金光修社長の「三日天下」

ダルトンやレノなど大株主宛てに、金光のセクハラを暴露した怪文書がバラまかれ、あえなく失脚した。

2025年6月号 BUSINESS

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金光修(70)は、すんでのところでメディアの支配者になれなかった。フジテレビを傘下に有する持株会社フジ・メディア・ホールディングス(FMH)の社長だが、37年に渡って君臨し続けて来た日枝久を放逐する首謀者だった。それなのに、SBIホールディングスの北尾吉孝を擁した米投資ファンドのダルトン・インベストメンツが4月17日、記者会見を開き宣戦布告すると、あっけなく土俵を割った。金光は4月30日、記者たちを集めて常勤役員の定年制を導入したことを伝え、そのなかで「代表権のある取締役は70歳、それ以外の常勤取締役及び執行役員は65歳としました」と説明し、「取締役の定年に関する規定を受け、私は本年6月の株主総会終結をもって、任期満了にて退任します」と語った。3月27日発表のFMHの新役員人事では、自身はFMHの会長に昇格すると発表していたばかりだったのに、である。それがたった1カ ………

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