「まさかのワンチャンス」狙う茂木敏充前幹事長

玉木代表とは昔から食事する親しい仲。国民民主との連立論がくすぶる中、キーマンとして浮上するか。

2025年5月号 POLITICS

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「ローマで2番になるよりも村で1番になりたいものだ」尊敬する古代ローマの政治家、ジュリアス・シーザーが語った言葉を改めて噛みしめているのだろうか。9人が立候補した昨秋の自民党総裁選で2位にも届かず6位に終わった前幹事長の茂木敏充である。総裁となった石破茂の元で初めて開かれた党大会翌日の3月10日夜、茂木と最高顧問の麻生太郎、前首相の岸田文雄が都内の日本料理店で会食した。「3人が店に入る映像はNHKの夜9時のニュースをはじめ各メディアで流れました。注目を集めるために茂木さんが記者に会食場所などを知らせたと言われています」自民党関係者が明かす。岸田政権時代は派閥の領袖だった3人が政権の重要事項を決定、シーザーがポンペイウスらと協力したローマの政治体制さながら「三頭政治」と呼ばれた。だが、総裁選の決選投票で麻生と茂木が前経済安全保障相の高市早苗を支持したの ………

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