号外速報(3月31日 19:30)
2025年4月号 POLITICS [号外速報]
すったもんだの末に2025年度予算が年度内に成立、石破茂政権はなんとか持ちこたえた。 衆院段階での修正につづき、参院での再修正と衆院での予算の再議決と異例づくめの展開だった。少数与党という環境変化のもと、政権側の政治の運びの稚拙さも露呈した。自民党内の政治力学と野党の思惑から、とにもかくにも石破政権が継続しそうだ。企業・団体献金の禁止や会期末に想定される内閣不信任決議案の取り扱いといった波乱要因はあるものの、6月23日までの会期の延長がなければ7月20日投票の参院選になだれ込みそうな雲行きではある。3月に入って10万円の商品券問題で内閣支持率がダウン、石破離れが加速し政権維持に黄信号が点滅しているのはまちがいない。ふらつきながらも政権を維持しているといったところだ。
なぜ倒れないのか――。永田町のパワーバランスが背景にあるのはもちろんだが、もうひとつ ………
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