自民が維新を取り込む「ガソリン減税」公約/「攻めダルマ」と化す玉木/進退睨む「激しい党内政局」へ

号外速報(3月17日 9:30)

2025年4月号 POLITICS [号外速報]

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自民党が今年7月の参議院選挙に向け、ガソリン減税を目玉公約として盛り込む方向で準備を進めていることが分かった。ガソリンの旧暫定税率の廃止を巡っては、国民民主党が「103万円の壁の引き上げ」と並んで強く要求し、自民・公明両党と協議したが、結局、与党側が拒否した経緯がある。

「維新と連立」目論む地ならし

ガソリン減税は国民生活に直結するだけに有権者の関心も高い。このため、自民党は国民民主との協議で拒否したガソリン減税を改めて参院選公約に盛り込み、有権者の支持を取り付けて低迷する党勢の回復につなげる考えだ。このガソリン減税公約は、参院選の支持獲得だけが狙いではない。参院選後の政界再編を睨み、日本維新の会との連立政権樹立に向けた地ならしの意味合いも込められているという。国民民主が早くから訴えてきたガソリン減税について、自民は維新の協力を得て実現させることで国民民主と対立する維 ………

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