成立見通しの公選法改正案で「付則で引き続き検討」と先送りになった真相。
2025年4月号 POLITICS
選挙ポスターの品位を保つ規定を新設する公選法改正案が3月4日、一部野党を除く賛成多数で衆院を通過、今国会で成立する見通しだ。しかし、昨年11月の兵庫県知事選を大きくゆがめた「2馬力選挙」の規制は、付則で引き続き検討とされた。今夏に参院選などを控えているのに、先送りされたのは自民、公明の選挙協力が問題になったからという。改正案は、新たに①選挙ポスターには候補者の氏名を見やすいように記載しなければならない、②他人や他の政党の名誉を傷つけたり、広告その他営業に関する宣伝をしたりするなど、品位を損なう内容を記載してはならない、③②の広告その他営業に関する宣伝をした者は100万円以下の罰金とする規定を設ける。付則には「選挙に関するインターネット等の利用」「公職の候補者間の公平の確保」など、最近の選挙を巡る状況に対応するための施策は引き続き検討し、必要な措置を ………
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