スクープ!急成長中の子会社を突如閉鎖/金属卸「ナベショー」で異変!

従業員数名の簡素な組織ながら直近の売上が989億円にも達していた子会社で、ナンバー2が突如更迭され、事務所が閉鎖。一体何が起きているのか。

2025年4月号 DEEP

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大阪・南船場の有力金属スクラップ問屋「ナベショー」の子会社で起きた「異変」が鉄鋼業界で話題になっている。ナベショーは1909(明治42)年、広島県福山市で鉄くず商「渡辺伝七商店」として創業され、31年に合資会社渡辺伝七商店として法人化された。終戦後47年に八幡製鉄(現日本製鉄)の直納指定商となり、58年に大阪で「渡辺商事(株)」として設立され、94年にナベショーに社名を変更した。仕入先の社数は1600社超にのぼり、販路は大手電炉メーカーや商社筋などに幅広く形成している。2023年度の取扱高は256万トン、売上高は1340億円に達する。会長兼社長の渡辺泰博氏(80)が率いる同族企業だが、大株主には伊藤忠メタルズ、兼松、丸紅テツゲンといった大手商社も入っている。そのナベショーの変調が鮮明となったのは昨年11月のこと。子会社で水産物、穀物、青果などを扱う「コクユー」(熊本市 ………

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