大阪府内全域で日本版ライドシェアが全面的に解禁される。大阪・関西万博開催中のタクシー不足の恐れを「錦の御旗」にして、万博に向けて3月～10月の間、一般の人が自家用車でお客さんを乗せて運行できる「日本版ライドシェア」が全国で唯一、大阪だけが全面解禁されるのだ。これまで大阪では金曜と土曜の限られた時間帯の合計12時間しか運行できなかったが、万博期間中はそうした制限を撤廃。半年の間ではあるものの、いつでもどこでも乗れるようにする。いまや、大阪府は日本で一番、ライドシェア導入が進む自治体なのである。その心は、成長戦略としてライドシェアの普及を強く推す日本維新の会が大阪府、大阪市を牛耳っていることがあげられる。維新は2024年10月に衆院選向けに作った公約集「維新八策」の中で、「財やサービスを所有から活用に転換する」として、「ライドシェアや民泊普及の障壁と ………