「ポスト石破」の本命?/「異例の発言」小泉進次郎が隠さぬ色気

側近議員の少ない石破首相にとって「バトンを渡せる数少ない政治家」(首相周辺)の一人だ。

2025年4月号 POLITICS

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自民党の小泉進次郎元環境相が独自の発信を強めだした。政権の枠組みや党内に混乱を生みかねないテーマで踏み込んだ発言を繰り返す。「ポスト石破」を見据えた動きとの見方が党内ではもっぱらだ。「国会で法案の審議をして国民の理解を深めるべきで、採決になった場合、党議拘束はかけるべきではない。一人ひとりの考え方や価値観に委ねるべきじゃないか」。3月9日の党大会後、党内で意見が割れる選択的夫婦別姓制度で持論を展開した。昨年の党総裁選に立候補した際、制度導入に取り組むと明言したテーマである。森山裕幹事長は「党議拘束をかけずに結論を出すのはできるだけ避けるべきだ」との考えを示す。小泉氏は「幹事長は柔軟な方だ。党議拘束をかけるべき、かけるべきでない、こういった声を両方聞いた上で最終的に判断するのではないか」と加え、森山氏の心を読んでみせた。2月の講演でこんな観 ………

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