瀕死の日産/ホンダ・鴻海「共同統治案」が浮上

統合破談にみずほ銀がかなりの不快感。ホンダ、日産、三菱自動車に鴻海が加わる「日台4社連合」が国益にもかなうはずだ。

2025年4月号 BUSINESS [内田退任はみずほ銀が舞台回し]

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日産自動車は3月11日に取締役会を開き、同31日付で内田誠社長兼CEO(最高経営責任者、58)が退任する人事を決めた。事実上の解任と見られる。後任には現在、商品企画などの担当役員でチーフ・プランニング・オフィサーを務めるイヴァン・エスピノーサ氏(46)が昇格する。氏は2003年に日産に入社後、タイやメキシコなどで勤務し、18年4月に常務執行役員に昇格して24年から現職にある。

「内田降ろし」はルノー対策の不備

内田氏の退任と同時に執行の最高意思決定機関である経営会議メンバーも大幅に入れ替わる。生産担当の坂本秀行、開発担当の中畔邦雄、ブランド担当の星野朝子の3副社長に加え、経営戦略担当役員の渡部英朗氏が退任する。3月6日に開催された社外取締役4人と筆頭株主であるルノーのジャンドミニク・スナール会長の計5人で構成される指名委員会で内田氏の退任は内定した。しかし「後任を巡ってはCFO(最高財務責任者)の ………

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