スクープ!「イオン銀が身売り?」金融部門が崩壊寸前

イオンフィナンシャルサービス社長を白川俊介会長が兼務するが、「天下り」の責任は不問か。

2025年4月号 BUSINESS

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流通大手イオン傘下の金融グループを束ねるイオンフィナンシャルサービス(AFS)の足元が崩れかかっている。昨年末に金融庁から処分(マネーロンダリング対策の不備)を受けたイオン銀行の身売りがまことしやかに噂される。不芳な人事、誠実さを欠くディール……。ガバナンス不全に陥ったグループのあちこちから社員の転職の噂が聞こえてきてくる有り様だ。イオン銀は昨年末、マネロン関連の「疑わしい取引」を放置していたとして、金融庁から業務改善命令を受けた。後始末がお粗末なうえ迷走している。改善計画の提出前の1月14日、イオン銀は突如、小林裕明社長の解任とAFSの藤田健二社長の引責辞任を発表した。金融庁は、先の改善命令でイオン銀に「責任の所在の明確化」を求めていた。当局が「責任の明確化」を求めた場合は「クビ」、「所在」の文言がつく場合は「セーフ」というのが、金融業界の暗黙 ………

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