日本発/4社目が「株式上場」成功!/宇宙ベンチャーの「勝ち筋」

世界の宇宙ベンチャーは約1万社。米国の約6000社、中国の約500社に遠く及ばないが、日本も約100社まで増やした。

2025年2月号 BUSINESS [「SAR衛星」にチャンス!]

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宇宙ベンチャー企業「シンスぺクティブ(Synspective)」が24年12月19日、東京証券取引所グロース市場に上場した。「シンスぺクティブ」は合成開口レーダー(SAR)搭載の小型衛星を「星座(コンステレーション)」のように配置して、宇宙から地表を精度高く観測するシステムを構築中である。宇宙ベンチャーの上場は月面探査の「ispace」(23年4月)、SAR衛星の「QPS研究所」(23年12月)、宇宙デブリ除去の「アストロスケール」(24年6月)に次いで4社目である。一方で「スペースワン」の小型ロケット「カイロス」2号機は24年12月18日に打ち上げられたが、衛星の軌道投入に失敗した。3月の初号機に次いで2度連続の失敗である。折しも11月26日には日本の基幹小型ロケット「イプシロンS」の燃焼試験でエンジンが爆発、予定された24年度内の打ち上げが見送られることとなった。日本の固体燃料小型ロケット ………

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