「新規参入」ラッシュ/「首都圏不動産ローン」いつか来た道

コンコルディア、東京きらぼし、滋賀銀、楽天銀、住信SBI銀、大和ネクスト銀……。さながら「第2のスルガ」。

2025年2月号 BUSINESS

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地方銀行やネット銀行を中心に首都圏での不動産投資ローンを強化する動きが相次いでいる。横浜銀行を傘下に持つコンコルディアFGは、2025年4月に三井住友信託銀行の100%子会社、三井住友トラスト・ローン&ファイナンス(L&F)の株式85%を547億円で取得する予定だ。三井住友トラストL&Fは05年11月、住友信託銀行(当時)が、日本長期信用銀行の系列ノンバンクだったファーストクレジットを、米系投資ファンド「ローン・スター」から1300億円で買収し、その後、ライフ住宅ローンとの経営統合などを経て現在に至っている。こうした経緯もあり、独自の審査基準により、年収400万円未満など高属性でなかったり、築古物件や競売物件など既存の銀行が融資を出し難い案件や、融資期間や頭金なしのフルローンにも柔軟に対応しており、三井住友トラストL&Fは、サラリーマン大家にとっては、「不動産投資家の ………

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