ホンダ・日産統合のガン「内田誠」/鴻海は買収を諦めない!

経営統合の前提である日産の構造改革は本当に内田体制で進むのか。むしろ鴻海と手を組んだほうが良いとの声も上がる。

2025年2月号 BUSINESS [買収を諦めない鴻海]

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交渉が成立すれば日本の自動車産業史上、最大の統合劇となる日産自動車とホンダによる共同持ち株会社設置構想。2024年12月18日午前2時、日本経済新聞が電子版でスクープ配信することで、その動きが世間に晒されることになった。

深刻な北米の業績悪化

その5日後の23日、日産の内田誠社長とホンダの三部敏宏社長が都内で共同記者会見を開き、経営統合を検討する基本合意書を同日付で締結したと発表した。これを受け、SNS上や世間一般ではすでに両社の経営統合が既成事実のように扱われている向きもあるが、その認識は全く違っている。「経営統合そのものを決定したものではない。本日以降、議論を深めていく」。記者会見の冒頭、三部氏はこう切り出した。経営統合に向けてこれからデューデリジェンス(両社の財務内容などの確認)を行い、統合に向けて様々な条件を話し合い、合意したら統合は成立するという意味だ。この会見 ………

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