地元の前首相とのパイプを追い風に「4選」を果たしたが、組織にしこりと揺り戻し。
2025年1月号 POLITICS [眼科医連盟の「女王」]
東京・品川駅前。海岸側に広がる高層ビル群の一つに、公益社団法人「日本眼科医会」(日眼医)が入る。都道府県眼科医会や学術団体の「日本眼科学会」と協力して目の健康を守る活動に取り組む。会員は全国に約1万4500人。毎年約4億円の会費収入がある。日眼医は日本医師会(日医)と同じように政治団体を持ち、そこで主として眼科開業医の利益を守ろうと、診療報酬や眼科医療政策などで政界陳情を行い、政策決定にも影響力を持つ。会長の白根雅子は1983年に地元の広島大学医学部を卒業。カナダ・トロント大学留学やJR広島鉄道病院眼科医長を経て、93年に広島で開業した。診療の傍ら2012年に日眼医の理事となり、地元と東京を行き来しながら精力的に活動を続けた。以前、白根はニッポン放送の番組で、眼科医に興味を持った理由を聞かれ、「音楽が好きだったんですけど、絵も好きで描いていました。景色だ ………
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