連載 「経済断影」/山口社長畏るべし!/「読売株価指数」が日経の牙城を脅かす

2025年1月号 BUSINESS [経済断影]

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読売新聞社が2025年3月から、新たな株価指数「読売株価指数(読売333)」の公表を始める。国内の株価指数としては、東京証券取引所を傘下に抱える日本取引所グループによる「東証株価指数(TOPIX)」と日本経済新聞社の「日経平均株価(日経225)」が普及しているが、読売は「日本の株式市場への投資に役立つ新たな視点を提供する」と意気込む。東証旧1部市場に上場する企業全体の時価総額を示すTOPIXは、時価総額が大きな企業の影響を受けやすい。一方、主要225社の株価で算出する日経平均は、株価が高い特定企業の値動きに左右される傾向が強い。これに対し、読売株価指数は、構成銘柄の値動きを同じ比率で反映する「等ウェート型」で算出するのが特徴だ。株式市場の客観的な動きを把握するのに役立つという。読売は政府の「貯蓄から投資へ」の政策に呼応し、国民の資産形成に向けて成長が見込まれる ………

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