元首相秘書官の嶋田隆がラピダス「参与」就任/「金づる」経産省と一蓮托生!

支援議員が続々落選、社長は経営センスに疑問符が付く。ちらつく経産省丸抱えリスク。

2025年1月号 BUSINESS

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次世代半導体の製造を目指すとして、国費を9200億円投じて北海道千歳市に工場を建設中のラピダスを巡る雲行きが怪しくなっている。

合弁崩壊の張本人

ラピダス側は民間企業に追加出資を呼びかけているが、事業リスクを考慮し、多くの企業が二の足を踏む。量産開始の2027年までほとんど売り上げが立つ見込みのないラピダスが資金調達で目詰まりをおこせば、たちまち存続が危うくなる。政府は「民間出資の呼び水にする」として2千億円を出資するとも報じられており、国費頼み、経産省丸抱えが色濃くなるばかりだ。もっとも巨額の資金投入が続くことについて、経産省の内部からも懸念の声が聞かれ始めている。「省益には合致しないのかも知れないが、もうこれ以上、資金投入しない方が国のためだ」。経産省のある幹部は声を潜めてラピダス事業の先行きへの懸念を吐露する。30年にわたって衰退し、世界トップの台湾、韓国か ………

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