都内のホテルで遺体となって発見された「主筆」が、最後まで執心したのは「サハダイヤ」だった。
2025年1月号 BUSINESS
「闇株新聞」の“主筆”で知られた阪中彰夫氏が東京都内のホテルで遺体となって発見されていたことが明らかになった。享年73。10月2日頃のことだ。関係者によると、直前の1日深夜には知人と電話で話していたことが確認されており、何らかの理由による急死らしい。不振企業に近づき新株を乱発させる仕手筋のひとりとして、阪中氏はずっと株式市場の裏側で蠢いてきた。一橋大学を卒業して野村證券では債券畑。退社後は米ペインウェバー証券など外資系金融機関を渡り歩き、1999年に投資顧問会社「ソブリンアセットマネジメントジャパン」を設立する。その前後には外国為替取引を巡る詐欺まがいのトラブルへの関与が噂されていた。阪中氏の仕手筋デビューはリキッドオーディオ・ジャパンだ。2001年、経営が混迷した同社は当時流行りの私募CB(転換社債)による資金調達を図るが、その際のアレンジャーが阪中氏 ………
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