「たった5分」の初会談/石破・トランプは「最悪の取り合わせ」? /理屈癖と脆弱基盤で「独りぼっち外交」の恐れ

号外速報(11月12日 8:00)

2024年12月号 POLITICS [号外速報]

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11月5日の米大統領選で勝利したドナルド・トランプ氏は、対面した日本の首相に困惑した。三白眼で睨みつけたかと思いきや、意味不明な作り笑いを浮かべる。「日本は米国に守られているのに、その対価を払っていない。米国産の豚肉や大豆をもっと買うべきだ」トランプ氏がこう迫ると、日本の首相は「自由貿易ルールをないがしろにすることは許されぬ」と語り、またもや三白眼で睨みつけてきた。「許されぬ」だと? 俺に命令する気か……。農産品の対日輸出について何度も持ち出したが、そのたびに原則論で反論し、あろうことか「日米同盟を対等にしたい」と日米地位協定の改定を求めてくる。空気が悪くなると、話の流れを無視したような笑顔だ。「もうたくさんだ」。業を煮やしたトランプ氏は席を立ち、日米首脳会談は予定を大幅に前倒しして終了した――。

マクロン、尹錫悦に比べ「破格の短さ」

ここまでは、あくまで想像上の「日米首脳会談」 ………

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