日本維新ガタガタ/「裸の王様」だった馬場代表/「クーデタ」で追われる無念

なぜ、クーデタが勃発したのか。国会議員の離反に気づかなかった馬場氏は「裸の王様」だったのか。

2024年12月号 POLITICS

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日本維新の会の内部崩壊が止まらない。衆院選で敗北した責任を巡り、これまで内に隠れていた馬場伸幸代表(59)ら執行部に対する不満が噴出。馬場氏は12月1日の代表選「不出馬」に追い込まれた。次期代表は吉村洋文大阪府知事(49)が大本命だが、党再建は険しい。「今回の選挙は大惨敗だ。惨敗の責任を取って代表と選対本部長は辞意を表すべきだ」10月30日に国会内で開かれた国会議員の役員会は「ちょっとしたクーデタ」(維新関係者)だった。前日、維新の大阪府議団が執行部に早期の代表選実施を求めたことに呼応するように、浅田均参院会長(元大阪府議会議長、73)らが、面と向かって馬場氏や藤田文武幹事長(43)に辞任を迫った。「維新は国会議員と地方議員は対等と定める特異な組織。堺市議出身の馬場氏は、地元の最大勢力・大阪府議・市議と反りが合わず、国会議員の結束を権力基盤にしてきた ………

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