女性初の検事総長・畝本さんが「しんどい」と弱音か

林元総長が抜擢するも元検事正のレイプ、特捜検事訴追、袴田事件無罪受け入れと続き……。

2024年12月号 DEEP

  • はてなブックマークに追加

戦後33代目で初めて、女性の畝本直美氏が検事総長に就いたのは7月9日。直後から元検事正のレイプ起訴、違法な取り調べによる賠償命令と特捜検事の訴追、袴田事件再審無罪、福井中3女子殺害事件の再審開始決定など、難題がこれでもかと相次ぐ。検察上層部が支えるが、「決断できない人」とクサされ、本人がもう弱音を吐いているという話も伝わってきた。検察関係者によると、畝本氏(司法修習40期)は1988年4月、検事に任官。4地検と1地検支部に計約10年在籍し、捜査・公判の現場にいた。

録画中も机たたき暴言

一方、法務省民事局付、刑事局付、秘書課付、人権擁護局総務課長、刑事局公安課長、司法研修所教官などの計約14年半は検察の現場におらず、その後、高知地検検事正、法務省保護局長、最高検公判部長、広島、東京両高検検事長などを経て総長となった。従来は法務省人事課長、刑事局総務課長、官房長、刑事局長、法 ………

ログイン

オンラインサービスをご利用いただくには会員認証が必要です。
IDとパスワードをご入力のうえ、ログインしてください。

FACTA onlineは購読者限定のオンライン会員サービス(無料)です。年間定期購読をご契約の方は「最新号含む過去12号分の記事全文」を閲覧いただけます。オンライン会員登録がお済みでない方はこちらからお手続きください(※オンライン会員サービスの詳細はこちらをご覧ください)。