生成AIで覇権を競う米巨大IT企業界隈だけでなく、日本にも怪気炎をあげる経営者がいた。
2024年12月号 DEEP
国際エネルギー機関(IEA)が、生成AIの利用拡大で、2026年の世界のデータセンターやAI、仮想通貨による電力消費量は620~1050テラワット時となり、22年の最大で2.3倍になるという衝撃の試算を発表したのは今年1月のことだった。IEAの発表に続く形で、米国のIT企業は、データセンターの急激な電力需要増大に対応するため、原子力発電所から受電するとの計画を相次いで発表した。アマゾンは3月、グループ会社アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)が米独立系電力会社タレンエナジーから、米ペンシルベニア州にあるデータセンター「キュムラスデータ」を6億5千万ドル(992億円)で買ったと発表した。タレンエナジーが隣地で操業するサスケハナ原子力発電所(出力130万kWの原子炉2基)から直接電力供給が受けられるデータセンターだ。AWSはデータセンターを最終的に消費電力96万kW級まで拡張する計画だ。マイ ………
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