だらし内閣!/ミスター無節操「石破茂」

コアな保守層はそっぽをむき、単独過半数割れが現実味。来夏の参院選はさらに厳しく「衆参ねじれ」の悪夢がよぎる。

2024年11月号 POLITICS [♯だらし内閣]

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「♯だらし内閣」。石破茂が国会で第102代首相の指名を受け、石破内閣が発足した10月1日以降、X(旧ツイッター)でこんなワードがトレンド入りした。首相官邸大階段での全閣僚の記念写真があまりにだらしなかったからだ。石破茂のズボンはずり下がり、防衛相の中谷元のズボンもヨレヨレ。総務相の村上誠一郎は体型に合うモーニングがなかったのか、上着もズボンもダボダボ。首相官邸は慌てて写真を修正したが、元首相の故安倍晋三ら歴代内閣の晴れやかな写真との差は歴然。新内閣の前途に広がる暗雲を予見させた。「最後の総裁選」と明言し、背水の陣を敷いて総裁選に臨んだ石破茂だったが、よもや自分が新総裁(首相)に選出されると思っていなかったのではないか。「アジア版NATO」「日米地位協定改定」など実現性の薄い公約もそうだが、「原発ゼロに近づける努力を最大限にする」と断じ、皇位継承につ ………

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