忍び寄る「リマニュファクチャリング」リスク

既存製品の部品を再利用して新品を作る「リマニ」が普及。日本も「自分事」と促えないと一大事に。

2024年10月号 BUSINESS [部品メーカーの経営を左右]

「リマニュファクチャリング(リマニ=再生品)」と呼ばれる製造業での新たな概念が欧米や中国で急速に普及し始めている。新品の家電や自動車などを販売後に廃棄や買い替える過程で、その中で使われている部品を再利用して作った家電や自動車を新品同様の性能を保証して売り出す手法のことだ。

「リマニ」に潜む経済安保

EUや米国の一部の州では、消費者が自分で選んだ業者に依頼できる「修理する権利」の法制化も加速している。スマートフォンでは修理するたびに高い新品の部品を使うため、消費者の負担が高くなることへの不満がある。一部のスマートフォンメーカーは、自社や自社の認定工場でしか修理を認めないため、競合の修理業者が存在しない。これはアフターサービスの独占と見ることもできる。この結果、修理価格が高くなり、一部の機能が壊れれば、新品に取り換えた方が安くつくような修理価格を設定しているケースさ ………

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