霞が関の憂憤!/自民党よ、政権を維持したいなら「ステーツマン」を総裁に選べ/潮見坂のぼる・文筆業

号外速報(8月26日 12:45)

2024年9月号 POLITICS [号外速報]

  • はてなブックマークに追加

自民党総裁選の報道が過熱している。昨年来あれだけ自民党の政治資金問題を叩いてきたマスコミが、手のひらを返したように、自民党の提灯持ちの記事を書いている。しかし、これで国民の自民党に対する不信感・嫌悪感が消えたなどと思わない方がよい。私は30数年キャリア官僚として霞が関に勤務し、日常的に永田町を見てきたが、国民の自民党に対する不信感・嫌悪感がここまで高まったことはかつてなかった。霞が関で仕事をしていれば、政権与党である自民党にシンパシーを感じることになるが、その私でも、昨年来の自民党の体たらくは呆れるばかりである。総選挙になれば、国民は何の反省もせず、改革もしない自民党を決して許しはしないと思うべきである。

「民主党もひどかったが、自民党はもっとひどい」

2009年の自民党から民主党への政権交代時の国民の気分は、自民党にお灸をすえるというものだったが、そこで誕生した民主党政権はあまりにひど ………

ログイン

オンラインサービスをご利用いただくには会員認証が必要です。
IDとパスワードをご入力のうえ、ログインしてください。

FACTA onlineは購読者限定のオンライン会員サービス(無料)です。年間定期購読をご契約の方は「最新号含む過去12号分の記事全文」を閲覧いただけます。オンライン会員登録がお済みでない方はこちらからお手続きください(※オンライン会員サービスの詳細はこちらをご覧ください)。