東証上場「マーチャント・バンカーズ」にインサイダー疑惑/米国上場「アーリーワークス」は株主平等原則違反!

号外速報(8月22日 08:00)

2024年9月号 BUSINESS [号外速報]

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あるテックベンチャーの米国上場を巡り重大な疑惑が関係者間で浮上している。焦点の銘柄はアーリーワークス。2018年5月に設立。東京・上野にオフィスを構え、ブロックチェーン技術を手掛ける。代表取締役の小林聖氏は大阪府内の工業高校を卒業後、大阪市役所やパソナを経て独立。その小林氏が個人会社も含め約6割強の株を保有する。設立当初からアーリーワークスの技術は高く評価されていたらしく、NTTドコモが推進する5G(第5世代移動通信方式)サービスの技術検証プログラムにおいてはパートナー企業15社の1社に選ばれていた。このため同社は早くからIPO(新規株式公開)を志向、個人投資家や取引先などに出資を募り、当初は東証マザーズへの上場を目論んでいた。ただしマザーズ上場直前にトラブルがあったとされ、途中で米国ナスダック市場への上場に方針を転換した。

せしめた売却益は2億2800万円

晴れて米国 ………

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