連載 その後の日本大学/「田中時代」と何も変わらない!/森功・ノンフィクションライター

あろうことか重量挙部の監督が、1年生の特待生に対し、免除されているはずの入学金や授業料を騙し取る悪辣非道。

2024年9月号 DEEP [悪辣非道の監督]

  • はてなブックマークに追加

重量挙部で発覚した金銭不祥事のお詫びと部員への被害回復に向けての手続き開始について――。そう題した広報発表が日大のホームページ(HP)に掲載されたのは、さる7月12日のことである。HPには〈1.お詫びと被害回復手続き開始について〉とこう記されていた。〈本学重量挙部において、昨年12月まで10年間毎年、同部に納入されるべき入部金の徴収と同時に、入学時の本学への納付金(入学金・授業料等)の全部又は一部を免除されている奨学生部員からも納付金全額を代理徴収するという違法行為があった事実が、本学の調査(同部関係者からの聴取と金融機関から開示された10年分の口座内容の精査等)により判明しました〉アメフト部員による大麻事件の激震がおさまらないなか、今度は重量挙部の不祥事である。アメフト部と同じく、重量挙部も名門だ。今回のパリ五輪でも、OB選手が日本代表に選ばれている。 ………

ログイン

オンラインサービスをご利用いただくには会員認証が必要です。
IDとパスワードをご入力のうえ、ログインしてください。

FACTA onlineは購読者限定のオンライン会員サービス(無料)です。年間定期購読をご契約の方は「最新号含む過去12号分の記事全文」を閲覧いただけます。オンライン会員登録がお済みでない方はこちらからお手続きください(※オンライン会員サービスの詳細はこちらをご覧ください)。