爆走する原発超大国「中国」/米国は歯が立たない!

米有力シンクタンクが、中国の原子力技術は「米国より10年から15年、先を進んでいる」と衝撃のレポート。

2024年9月号 BUSINESS

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中国広核集団(CGN)が広西チワン族自治区に建設していた防城港原発4号機が5月25日、営業運転を開始した。これにより中国はフランスと並んで56基の原発を運転する世界第2位の原発大国となった。トップの米国は92基を擁しているが、建設中の原発の数は中国の27基に対して米国はわずか1基である。中国原子力協会(中国核能行業協会)は今年4月、「2030年に米国を抜いて世界最大の原発大国になる」との報告書を公表した。中国は20年から35年の15年間で150基の原発を建設する計画で、現有の50基(20年現在)を合わせると、10年後には日本の隣に200基が稼働する原発超大国が出現することになる。

「第4世代原子炉」で先行

米国ワシントンのシンクタンク「情報技術・イノベーション財団(ITIF)」は今年6月、中国の原子力技術は「米国より10年から15年、先を進んでいる可能性がある」とのレポートを発表した。ITIFが注目するのは第4 ………

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