2024年8月号 BUSINESS [ビジネス・インサイド]
初夏恒例の霞が関の幹部人事が無事に終わった。国土交通省では事務次官の和田信貴(1987年・旧建設事務官)が退任し、技監の吉岡幹夫(86年・旧建設技官)が後を継いだ。気の早い話だが、次の事務次官も順当に確定した。建設省と運輸省が合体した国交省は慣例として次官ポストを旧建設(事務官)、旧運輸、旧建設(技官)の3系列で次官ポストを回してきた。旧弊とはいえ、文字通り不文律だ。次の次官に確定したのは、国土交通審議官に残留した水嶋智(86年・旧運輸事務官)だ。№2の国交審議官は「次官待ち」ポストであり、3年目に突入した。「異例ではないが通常は2年任期」(関係者)。新たに寺田吉道(89年・旧運輸事務官)が国交審に昇任したが、「水嶋のスペア」との見方がもっぱらだ。水嶋の実力は折り紙付きだ。京都市出身で洛星高、東大法卒。旧運輸省の出世コースである「文書課」閥に属し、早 ………
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