万策尽きた「札幌ドーム」／秋元克広市長の責任問題に直結か
ファイターズに続きコンサドーレも移転の可能性大。札幌市のスポーツ行政は失点だらけ。
2024年8月号 DEEP
「売り上げの半分近くを支えていたファイターズに逃げられたんだ。もうドームの命脈は尽きている。いまのままでは、とても支えられない」
コンサドーレも移転か
そんな声が地元札幌の企業経営者から聞こえるほど、札幌ドームの経営が深刻だ。2004年に東京から移転したプロ野球、北海道日本ハムファイターズの本拠地として長く使用されてきたものの、チームは23年のシーズンから札幌市に隣接する北広島市に自前で建設した「エスコンフィールドHOKKAIDO」へ移転。札幌市が出資する札幌ドームの運営会社、札幌ドームの売上高は12億7100万円と、ファイターズがいた最終年（22年）のわずか4割ほどに減少した。最終損失は6億5100万円と開業以来最悪になった。23年のイベント開催日数は98日。年間60日以上ドームを専有してきたファイターズが去り、22年の124日から減ったものの、ドーム社はアマチュアスポーツの大会などを誘致した ………
ログイン
オンラインサービスをご利用いただくには会員認証が必要です。
IDとパスワードをご入力のうえ、ログインしてください。
FACTA onlineは購読者限定のオンライン会員サービス（無料）です。年間定期購読をご契約の方は「最新号含む過去12号分の記事全文」を閲覧いただけます。オンライン会員登録がお済みでない方はこちらからお手続きください（※オンライン会員サービスの詳細はこちらをご覧ください）。
