コンビニ感覚ジム「chocoZAP（チョコザップ）」を手掛けるライザップグループ（G）の財務が急回復を遂げた。資本業務提携を締結したSOMPOホールディングス（HD）から6月27日付で、第三者割当増資によりライザップGが100億円、チョコザップ事業を担う子会社のライザップが167億5千万円の出資を得た。総額300億円の出資を受ける予定で、残りの32億5千万円については、独占禁止法に基づく20％超の取得に関する手続きが完了してから払い込まれる。SOMPOのライザップに対する議決権比率は23％になり、持分法適用会社となる。チョコザップ事業への注力で出店費用や広告宣伝費がかさんだライザップGは、24年3月期の連結最終損益が43億円の赤字に陥り、3月末時点の自己資本比率も12.4％まで低下していたが、SOMPOHDの出資により、自己資本比率は3割弱まで回復する見通しだ。ライザップGは23年3月期から、金融機 ………