欧州委の巨大IT「へっぴり腰規制」

新法が適用されればアップルの利益は4割が吹き飛ぶ。それなのに株価は無反応のなぜ。

2024年8月号 BUSINESS

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「まだ予備的な結論ではあるものの、米アップルは法律に準拠していないと言わざるを得ない」――。6月24日、ベルギーの首都ブリュッセル。欧州連合(EU)の行政府である欧州委員会の高官が地元記者を前に厳しい口調でこう語った。

欧州委発表に株価は無反応

欧州委高官が問題にしたのはiPhoneなどのアプリ配信サービス「アップストア」の仕組みだ。現在は音楽配信などを手がける事業者がアップルへの手数料の支払いを回避し、ストア外でサービスを安く提供することを制限している。こうした行為が違法との見方を強めた。地元記者はこの「予備的ながら準拠していないと判断」というフレーズをちょうど1週間後に再び耳にすることになる。SNS(交流サイト)のフェイスブックなどを運営する米メタが2023年に欧州で始めた広告を表示しない有料プランについて、欧州委は法律違反と見ていると7月1日に発表した。夏休み直前の駆け込みセー ………

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