EU右傾化の元凶「ソファゲート」
3年前の事件で生じたEU大統領と委員長の不仲が、右派や極右の台頭を招いている。
2024年7月号 BUSINESS
安土桃山時代を描いた海外ドラマシリーズ「SHOGUN 将軍」が世界中で人気を博している。米ディズニー傘下のFXプロダクションズ制作だが、ハリウッドでよく見かける単純化・記号化された描写に逃げず、目で会話する微妙なしぐさ、いびつなまでの忠誠心や使命感など、海外では理解しにくい日本特有の文化を細やかに表現。批評サイト「Rotten Tomatoes」では、99％という驚異的な高評価を得た。
評判落ちた後始末が不可欠
特に視聴者を驚かせたのが、作中に何度か登場する切腹のシーンだ。これまでの切腹は野蛮な武士文化である「Harakiri」として消費されることが多かったが、SHOGUNを通じて、命を賭し責任と尊厳を示す最上級の表現だったということが理解されるようになった。そんなSHOGUNブームを踏まえ、武士とは対照的な「最低の政治的な切腹」だと米紙に表現されたのが、欧州連合（EU）最高意思決定機関である欧州理事会常任 ………
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