「静岡知事選」で自民党敗退/スズキの鈴木修相談役が勝敗を左右/岸田首相の「7月解散戦略」に大打撃

号外速報(5月28日 09:50)

2024年6月号 POLITICS [号外速報]

  • はてなブックマークに追加

5月26日に投開票された静岡県知事選は、鈴木康友元浜松市長(66)が元県副知事の大村慎一氏(60)を破り、与野党による事実上の一騎打ちとなった選挙戦を制した。立憲民主党や国民民主党は鈴木氏を全面的に支援し、野党系だけでなく、保守層の一部にも浸透したことで自民党推薦の大村氏に勝利した。4月に実施された衆院3補選で不戦敗を含めて全敗したのに続き、与野党対決の静岡県知事選でも敗退したことで、批判を浴びた政治資金問題での信頼回復を目指す岸田文雄政権にとって大きな打撃となった。

演説会に駆け付ける鈴木修相談役

今回の知事選は与野党による対決に加え、浜松市を中心とする県西部財界と、静岡市などを地盤とする県中部財界による地域抗争の様相も呈していた。舌禍事件を受けて任期途中で引責辞任した川勝平太前知事を支持してきた無党派層の一部も鈴木氏を推した模様。大村氏を支援してきた自民党関係者は「負けた ………

ログイン

オンラインサービスをご利用いただくには会員認証が必要です。
IDとパスワードをご入力のうえ、ログインしてください。

FACTA onlineは購読者限定のオンライン会員サービス(無料)です。年間定期購読をご契約の方は「最新号含む過去12号分の記事全文」を閲覧いただけます。オンライン会員登録がお済みでない方はこちらからお手続きください(※オンライン会員サービスの詳細はこちらをご覧ください)。