灘→東大→ゴールドマン/エンタメ投資の「怪人」高山直樹が失踪

「エイベックス買収」を豪語し、数百億円を集めたが、ポンジスキームが破綻。着信拒否にして逃げ回る。

2024年6月号 DEEP

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金融界で学歴が未だに物を言うのは、株式、為替、金利といった金融の不確定要素を確実にするものがなく、学歴をせめてもの安心材料に置き換えるからだろう。ネット金融が主体となっても本社を一等地の高層オフィスに構えるのも同じ理屈だ。3年前に大手レコード会社「エイベックスを買収する」とぶち上げて、物議をかもした高山直樹氏(43)も“武器”は、関西の名門私立・灘高校から東大工学部に進み、米投資銀行のゴールドマン・サックスに進んだという学歴・職歴だった。

在日ネットワークに食い込む

当時、『FRIDAY』(21年6月4日号)に登場した高山氏は、「エイベックスの現在の時価総額は約600億円。TOB(株式公開買い付け)をするには最低でも時価総額の3分の1程度が必要ですが、その資金はすでに集まっています」と豪語。韓国に負けている日本のエンタテインメント業界を憂いつつ、「僕が代表になったら、音楽だけでなく漫画 ………

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