連載「ウクライナ・ダイアリー」/「自爆ドローン」前線に送る元ハッカー/古川英治(キーウ在住)

2024年6月号 LIFE [ウクライナ・ダイアリー]

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キーウ市北部に軍用ドローンを開発するベンチャー事業の工房がある。ITエンジニア、ソフトウエアや電気系の技師、学生、帰還兵まで、約40人がものづくりに打ち込む。集まってきたメンバーはこんな思いを共有する。「侵略者との戦いに貢献したい」工房では異なるタイプのドローンを同時並行で開発している。最近、ラジコンで操縦するマルチコプター75機を前線の部隊に納入することが決まった。回転翼式の軽い機体に小型の爆弾を搭載し、敵に突っ込むカミカゼ(自爆)ドローンだ。このチームを率いる男性はロシアの侵略が始まると志願兵となり、前線で負傷して帰還した経歴を持つ。2023年夏に工房に参加し、試行錯誤の末にドローンの実用化にこぎ着けた。テスト飛行でドローンが墜落してしまい、同地を占領していたロシア軍が埋めた地雷が残る森林を5人の仲間と恐る恐る進み、機体を探し回ったことなどを ………

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