維新の会に大逆風、公認候補の「出馬辞退」続出も

「うちが自力で勝てる選挙区は大阪だけ。その大阪でもとりこぼすかも。うちの党はもうアカンかもね」

2024年6月号 POLITICS

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「いろいろと調子に乗って敵を作りすぎた。このままじゃ、うちの党はアカンかもね」。そう嘆くのは日本維新の会所属の国会議員。同党は選挙で連敗を続けており、急速に存在感を失っている。昨年の統一地方選で党勢を急拡大させ、立憲民主党を抜く勢いは消えた。「立憲民主党の議員を何人増やしても一緒ですから、立憲には投票しないでください」東京・江東区長選挙をめぐる選挙違反事件を受けて4月に行われた衆院東京15区補欠選挙の応援演説。維新候補の街頭演説で、馬場伸幸代表が矛先を向けたのは立憲民主だった。同党議員を不登校児にたとえ「憲法審査会をサボタージュする。子供がお腹が痛いから学校に行きたくない。そういうことを常日頃している」と罵った。しかし、フタを開けてみれば立憲の候補が圧勝。維新候補は3番手に沈んだ。一方、立憲と維新の一騎打ちとなった長崎3区補選でも、立憲の候 ………

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