株価1400円超! 再始動する「三菱重工」

4年前200円台だった株価が1400円を突破。「次世代国産旅客機」開発に加え深海からも追い風が吹く。

2024年5月号 BUSINESS

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3月26日、政府は日英伊3カ国で共同開発・生産する次期戦闘機について第三国への輸出ができるように防衛装備移転三原則の運用方針を改めた。これまでは国際共同開発・生産のパートナー国への輸出しかできなかった。次世代戦闘機は米国のF35やロシアのスホーイ57、中国のJ20など第5世代戦闘機を上回るセンサー技術やステルス性能、無人機と連動するネットワーク戦闘能力を備える。英国やイタリアにとって軍備は重要な輸出商品であり、今回の指針改定は不可避だった。生産機数が増えることで調達コスト引き下げの効果も期待できる。

官民が5兆円を投じる計画

戦闘機の新規開発には巨額の費用がかかり、複数国での共同開発が世界的な潮流になりつつある。日英伊のプロジェクトは「次期戦闘機共同開発協力(グローバル戦闘航空プログラム=GCAP)」と呼ばれる。機体開発は三菱重工、英BAEシステムズ、伊レオナルドの3社が主導するこ ………

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