「紅麹」は氷山の一角 待ったなし「サプリ規制法」

我が国の「サプリ」規制には致命的な欠陥がある。製造過程の管理が決定的に欠けているのだ。

2024年5月号 POLITICS

小林製薬が製造販売するサプリ「紅麹コレステヘルプ」による健康被害の拡大が止まらない。しかしこの事件、同社だけに責を負わせて良いのだろうか。実は我が国の「サプリ」規制には致命的な欠陥がある。製造過程の管理が決定的に欠けているのだ。今回の事故もそれに起因すると言えるだろう。米国との比較を含め、紹介したい。日本では「サプリ」を「食品」の一種として規制している。一方サプリ先進国である米国では、「医薬品」や「食料品」とは異なる独立したカテゴリーとして規制される。根拠となっているのは1994年に成立したDSHEA(デシーア:食品サプリ健康教育法)だ。この法律では、錠剤やカプセルなど、医薬品ではないが一般的な食品とは異なる形状に加工された食品を「(ダイエタリー)サプリ」と定義。新たなカテゴリーとして独立させた。つまり米国では法律上、人間の口から入るものは「医 ………

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