切って落とされた経団連会長レースの出走馬はソニー吉田、日鉄橋本、日立東原、NTT澤田……。久しぶりの大物激突だ。
2024年5月号 BUSINESS
2025年に誕生する次期財界総理は誰か。3月に発表された副会長人事はそれを占う上で重要なファクターだ。有力候補として急浮上したのが、ソニーグループ会長の吉田憲一郎。ある経団連役員は「会長レースは吉田さんを中心に動くことだろう」と予測する。
今回、吉田の他に新任副会長に就くのは3人。三井住友銀行会長の高島誠、日本郵船会長の長澤仁志、住友商事会長の兵頭誠之だ。任期満了となるみずほフィナンシャルグループ特別顧問の佐藤康博らに代わり、吉田ら4人は5月末の定時総会を経て副会長の列に加わることになる。高島は「銀行枠」、兵頭は「商社枠」とそれぞれ経団連における指定席が回ってきた格好で、特段のサプライズはない。一方の吉田は文字通り「別枠」であり別格だ。ソニー関係者はこう語る。「ソニーはいま業績が好調に推移しているが、経営課題が山積している。エンタメ事業は強化 ………
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