イオン・日経「ツルハ買収」蜜月の舞台裏

徹底した印象操作とそれに乗るメディア。イオンは乗っ取り色を薄めたい理由があった。

2024年4月号 BUSINESS

2月28日、ドラッグストア業界で売り上げ規模2位のツルハホールディングス(HD)をイオンが買収するという発表は、異例ずくめの展開だった。

お通夜に行く格好の鶴羽

イオンが午後6時から記者会見を開くと報道各社に知らせたのは同日午後4時半。その時点で買収そのものの情報の適時開示はされておらず、会見のテーマは「ヘルス&ウエルネス事業戦略構想について」、出席者はイオン社長の吉田昭夫他とだけ記されていた。イオン広報に「何の会見か」を尋ねても、「テーマに書いてあるとおりです」というだけの対応で、内容は一切明かさない。東証でイオンとツルハHD、さらにドラッグストア首位でイオン子会社のウエルシアHDの3社が一斉に経営統合に関する資料を適時開示したのは午後5時15分。記者会見開始のわずか45分前だった。3社の経営統合のスキームを細かく記したニュースリリースは分量も多く、極めて難解だったが、日経新 ………

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