鈍すぎる宮内庁! 令和皇室「能登に行けない」理由探し

陥没道路に断水、感染症と寒さの四重苦、「現地の負担」を懸念する宮内庁の動きは鈍い。

2024年3月号 LIFE

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最大震度7を観測した能登半島地震の発生から1カ月が経った2月上旬。「輪島塗」の伝統工芸で知られる石川県輪島市の旧市街地は、一面焼け野原の無残な姿をさらけ出している。津波に流された車やがれきが散乱する港の岸壁。市内に通じる幹線道路も陥没で寸断されたままだ。全国各地から駆け付けたボランティアも1月下旬から現地入りし、自治体関係者らの支援を行うNPOの活動も本格化しているが、そこにはまだ皇室関係者の姿はない(2月12日現在)。地震の発生当時、東京・千代田区の皇居・宮殿では「新年祝賀の儀」のメーン行事を終え、御所から宮殿に戻った天皇、皇后と長女愛子内親王が、侍従職職員から祝賀を受け終わった直後だった。地震発生から約8時間後の1月1日深夜、宮内庁は報道各社に2日に予定されていた新年一般参賀の中止を通知した。同5日には、天皇と皇后が侍従長を通じて馳・石川県知事に ………

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