日経「デジタル購読数100万」の化けの皮/電子版・法人ID増加の半分は「協賛金」/紙の部数減で営業利益半減

号外速報(1月30日 19:00)

2024年2月号 BUSINESS [号外速報]

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「日経、デジタル購読数100万」――。2023年12月8日、日経新聞の朝刊一面に大きく載った見出しに引っかかった方も多いのではないだろうか。新聞のデジタル戦略の勝ち組といわれる日経「電子版」の有料会員数は、2010年の創刊以来、注目を集めてきた。

「日本の有料ニュース媒体で初の100万超え」喧伝

その数が100万の大台を突破したのかと思いきや、サブ見出しに「電子版や専門メディア 法人に広がる」とある。記事を読めば、100万の内訳は、電子版単体の数字は89万で、残り11万は、電子版以外の数々の有料媒体(日経産業新聞・日経MJ・日経ヴェリタスの紙面ビューアー、人事ウオッチとNIKKEI Financial(※20年10月創刊)、NIKKEI Primeシリーズ(※22年11月開始))の契約数を足し上げたものであることが分かる。 20年以降、矢継ぎ早にデジタル新媒体を立ち上げ、契約を増やした成果をアピールしたいのは分かるが、一般読者には半年に一度発表される ………

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