参議院国交族「佐藤信秋」の後釜は見坂近畿地整局長

「元国交事務次官のノブさんは財務省にも睨みが利いた。その後釜が務まる人か」(ゼネコン関係者)

2024年2月号 BUSINESS

  • はてなブックマークに追加

次の参議院選挙(2025年7月)に向けて、建設業界が全面支援する組織内候補が固まったようだ。白羽の矢が立ったのは定番の国土交通省の現役官僚。全国約47万事業者を抱える建設業界は結束が固く、当選が確実視される。ただし、今回は人選が難航し、国交省は右往左往。そこには建設業界の組織内候補ならではの厳格な「ルール」の影響があった。建設業界では参院の3年ごとの改選に合わせ、自民党の比例代表候補(全国区)を1人ずつ推薦している。まず国交省出身であることが絶対条件。現在は3期目の佐藤信秋(元国交事務次官、72年入省)と足立敏之(元国交技監、79年入省)の2人。このうち25年7月に改選を迎える佐藤は既に76歳で、今期限りでの引退が濃厚となっている。候補者を選ぶのは国交省の役目で、技術職トップの技監が担っている。国交官僚であれば誰でも良いという訳でもない。建設業界に通暁した ………

ログイン

オンラインサービスをご利用いただくには会員認証が必要です。
IDとパスワードをご入力のうえ、ログインしてください。

FACTA onlineは購読者限定のオンライン会員サービス(無料)です。年間定期購読をご契約の方は「最新号含む過去12号分の記事全文」を閲覧いただけます。オンライン会員登録がお済みでない方はこちらからお手続きください(※オンライン会員サービスの詳細はこちらをご覧ください)。