レースの虜? トヨタが誘発「ダイハツ不正」

昨年の不正発覚で「先頭に立って信頼回復に努める」と語った章男会長は年末の謝罪会見に欠席。レース参戦でタイにいた。

2024年2月号 BUSINESS [連結外しが落としどころか]

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謝罪会見よりレース? 子供みたいな67歳!トヨタグループの総帥であり、トヨタ自動車会長の豊田章男氏はオウンドメディア「トヨタイムズ」での年頭挨拶で、「中国の言い伝えに『実るほど頭を垂れる稲穂かな』というのがあります。私たちは、この言葉を心に刻んでおくべきだと思います」などと語った。挨拶の中では、販売台数や収益は企業努力の結果だが、それをゴールにするべきではなく、「もっといいクルマづくり」を続け、「幸せの量産」をしていくことが我々の使命である、といったことにも触れている。この挨拶に対し、トヨタ社内の一部からは「完全子会社であり、新興国向け小型車開発を一体化して行っているダイハツ工業の大規模な不正問題に全く触れていないことはおかしい」といった声が出始めている。

2014年以降に不正が急増

ダイハツは23年12月20日、新車の安全性や性能を確認する認証試験で大規模な不正が新た ………

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