時代錯誤な旧宮家養子案でまたも女性天皇先送りか。本格論戦の前に岸田退陣の声も。
2024年1月号 LIFE
「発売以来、貸出の予約待ち状態がずっと続いています。すでに50人近い人の予約があり、これから借りると、半年以上の待ちです」「ゴーマニズム宣言」で知られる漫画家の小林よしのりが半年前に書き下ろした漫画本『愛子天皇論』(扶桑社)。2023年秋、南関東に住む60歳代の男性がこの本を借りようと最寄りの図書館に問い合わせをしたところ、窓口担当者からこんな答えが返ってきたという。「男系継承に固執していたら皇室は崩壊する」「遅々として進まない皇位継承問題に終止符を打つ問題作」。本の帯には過激な謳い文句が並ぶが、皇室を取り巻く状況はあながち誇張とは言い切れない。11月末から12月、例年、皇嗣の秋篠宮(11月30日)を皮切りに皇室の方々の誕生日ラッシュとなるが、23年は、節目の年齢を迎える皇族方が少なくない。愛子内親王が22歳(12月1日)、雅子皇后が60歳(同9日)、上皇が90歳 ………
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