PL教団崩壊の危機/御木白日元祐祖が美智代教主代行を叱る!

2024年1月号 DEEP [教主不在3年]

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甲子園で春夏7回の優勝を遂げたPL学園高校野球部の休部は、公称信者数約67万人のパーフェクトリバティー(PL)教団の教勢の衰えを伝えるものだろう。「新入生1人が入部し、名門野球部が7年ぶりに活動再開」と、2023年夏、話題になったが、現在PL学園高校の全校生徒数は約50人。野球部復活よりPL学園の立て直しが急務で、そのためにはPL教団の復活が大前提である。戦前、初代教祖の御木(みき)徳一(とくはる)が「ひとのみち教団」として立ち上げ、長男の御木徳近(とくちか)が引き継ぐものの、不敬罪に問われて当局に解散を命じられた。終戦直後の1946年、徳近はPL教団として立教し、「おしえおや」(教祖)となる。

カリスマ性は引き継げなかった3代教主

日本の新宗教の多くが、敗戦による価値観の喪失と物質的な欠乏のなか、精神的な拠り所を宗教に求める大衆を信者にし、経済の復興に合わせるように巨大化した。欠かせないのは教団指 ………

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