わずか4カ月で社長解任の上、インサイダー取引疑いも。追い込まれた年商50億円男。
2024年1月号 BUSINESS
「上場会社役員としての法令順守意識が欠如している」。こう断罪されたのはカレーチェーンを運営するゴーゴーカレーグループ(金沢市)の創業者で会長の宮森宏和だ。
宮森は2023年4月、東証スタンダードに上場する包装資材製造の日本製麻の社長に就任したものの8月に解任された。11月28日には取締役辞任と7月以降の役員報酬返還を勧告された。社長解任後に設置された日本製麻の特別調査委員会は、ゴーゴー社による日本製麻株取得について「インサイダー取引に該当する可能性がある」と結論づけた。踏んだり蹴ったりの内容にゴーゴー社は「特別委に独立性や中立性がなく不当だ」と反論し、対立を深めている。日本製麻はゴーゴー社のレトルト商品の製造を受託してきた。その縁でゴーゴー社は22年3月に5%超の日本製麻株を取得。その後、設備投資を増強するための増資の割り当てを要求する提案をしたが、 ………
オンラインサービスをご利用いただくには会員認証が必要です。
IDとパスワードをご入力のうえ、ログインしてください。
FACTA onlineは購読者限定のオンライン会員サービス(無料)です。年間定期購読をご契約の方は「最新号含む過去12号分の記事全文」を閲覧いただけます。オンライン会員登録がお済みでない方はこちらからお手続きください(※オンライン会員サービスの詳細はこちらをご覧ください)。