読売・日テレ「番町再開発」ゴタゴタ続き

日本を代表する巨大メディアが「我田引水」を疑われるようなゴリ押しをしてよいものか。

2024年1月号 LIFE

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本誌の巻頭レポート『読売・日テレの「番町再開発」が紛糾』(2023年3月号)は大きな反響を呼んだが、あれから10カ月が経つというのにゴタゴタが収まる気配は一向にない。舞台は、都内屈指の高級住宅街、千代田区二番町にある日本テレビ旧本社ビル跡地だ。04年の港区汐留への本社移転以降、跡地の再開発は日テレの懸案になっている。「1953年に日テレが初の民間放送を開始したとき、創業者の正力松太郎は『いずれここに富士山と同じ高さの日テレタワーを建てるんだ』と大風呂敷を広げた。日テレは二番町再開発への思い入れが、殊の外深い」と日テレ関係者は語る。同氏によると「番町周辺は地盤が安定し地震に強く、高台の閑静な高級住宅地でありながら、屈指の名門の女子学院がある文教地区でもある。日テレが10年以降、跡地近くの四番町の旧東亜建設本社用地などの土地を次々に買い集めたのは、旧本社 ………

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