「万博シフト」大商、関西同友会人事の吉凶

大林組の永井専務抜擢には無理がある。万博工事遅延の責任追及の矢面に立たされる。

2024年1月号 BUSINESS

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関西財界で首脳級人事が相次いだ。まず大阪商工会議所は11月1日、大阪市内で臨時議員総会を開き、新しい副会頭に大阪ガスの本荘武宏会長と、小野薬品工業の相良暁社長の2人を選任した。大阪ガスは過去に3人の会頭を出している。これまで財界活動に距離を置いてきた小野薬品は会頭・副会頭を務めたことがない。大商は同日付で定款を変更し、副会頭の定員を7人から8人に増やした。2025年の大阪・関西万博に向けてより多くの企業の力を結集するための措置だ。一方、関西経済同友会は11月28日、大林組の永井靖二専務執行役員を次期代表幹事に内定したと発表した。24年5月に任期末を迎える角元敬治代表幹事(三井住友銀行副会長)の後任としてパナソニックホールディングスの宮部義幸副社長と組む。関西同友会の代表幹事は2人制で、1人ずつ交互に交代する。任期は2年間で原則として製造業と、金融のような非 ………

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